ととヒロがオススメしたインフラファンドは適切だったか?

資産運用

以前の記事でインフラファンドについて紹介しましたが、気になる情報を見かけたので再調査する事にしました。

気になる情報というのは、メガソーラー発電所が自然にやさしくないのでは無いのか?ということ。

ここ数年「SDGs」という言葉が方々で扱われていますが、これは世界共通で立てた17個の達成すべき目標を言います。

その中の一つに「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」という目標が有り、メガソーラー発電もそれに沿った事業と考え、投資家からも注目されると考えられていました。

しかし、先述の「気になる情報」というのが、山林を切り開いてソーラーパネルを設置するというもの。

これの問題点として以下が考えられます。

  • 木を切るのがエコじゃない
  • 木が無くなると土砂崩れが起きやすくなる
  • 土砂崩れでパネルが壊れる

そのため、インフラファンドで設置している発電所に問題が無いか確認しました。

今回報告するのは、私がオススメしたファンド4社を中心とし、全てでは無いですが各地の写真を元に確認し結果を記載します。

目次

タカラレーベン・インフラ投資法人

農耕放棄地やゴルフ場跡地を中心に設置しているようです。

目立った傾斜地も少ないように見えました。

こちらのポートフォリオ一覧も参照ください。

以下は規模の大きなところをピックアップしました。

いちごグリーンインフラ投資法人

「いちご名護二見ECO発電所」の規模はグリーンインフラ投資法人の中で一番大きく、2番目に大きい「いちご高松国分寺町新居ECO発電所」と比べても3倍くらいの規模になります。航空写真を見たところ、森を切り開いたように見えなくも無いため、若干会社の方針に不安が有りました。

また、2番目に大きい「いちご高松国分寺町新居ECO発電所」も傾斜地だった点が若干不安に思えました。

全ての発電所をGoogleMapで確認してみましたが、何もない平地に設置しているところも有れば、山林で周りに農地が少ないところも有ったため、ある程度山を切り開いている可能性は感じました。

こちらのポートフォリオ一覧も参照ください。

以下は規模の大きなところをピックアップしました。

日本再生可能エネルギーインフラ投資法人

農耕放棄地や、元々何もないところを利用しているイメージです。

以下には挙げていませんが、「気仙沼市本吉町太陽光発電所」や「鹿児島鹿児島市平田町太陽光発電所」は一見すると森を切り開いた場所に見えますが、GoogleMapで確認したところ、施設入口の道が古いため、他の施設の跡地を利用しているように見えました。

こちらのポートフォリオ一覧も参照ください。

以下は規模の大きなところをピックアップしました。

エネクス・インフラ投資法人

「山林を切り開いたような場所」として以下の「松阪太陽光発電所」と「長崎琴海太陽光発電所」を挙げます。

この2か所について調べたところ、既に稼働中だった施設を「取得」としていました。

元々どこかの企業が森林伐採をした可能性は否めないですが、既に存在するものを放棄する方が勿体ないので、ひとまず環境観点としてはセーフと考えています。

ただ、長崎琴海太陽光発電所に関してはpwc サステナビリティ合同会社が運転を開始して1年も立たずにエネクスが取得したようです。他と比べて小さくない規模の発電所をこんなに短期間で手放すか?といった疑問は有るため、今後の動向には気を付けた方が良いと思いました。

また、土砂崩れの危険性も考慮した方が良さそうです。

こちらのポートフォリオ一覧も参照ください。

その他

以前の記事で以下のインフラファンドも紹介しましたが、ファンドのHPで載せている写真を見る限り傾斜地は所々みられるものの、思いっきり森林伐採して土地を切り開いたような場所は有りませんでした。

結論

流石に投資家の目線も有るので極端に酷い場所にソーラーパネルを設置している個所は無さそうでした。森林伐採という点では怪しいと思える個所があったのは残念ではあります。

これを踏まえて、各投資法人を以下のように評価しました。

【オススメ出来る】

【買っても良い】

【新規で買うほどではない】

【判らない】

私が購入した中で「エネクス・インフラ投資法人」と「いちごグリーンインフラ投資法人」については施設の場所が不適切に思えたので評価を落としています。

対して、「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」はもともと分配金がやや少なかっただけなので「買っても良い」にしました。「オススメ出来る」にしなかったのは、同社のポートフォリオ一覧から施設の詳細な場所が判らず、周囲の状況(農耕放棄地を使ってそうか?など)が判らなかったためです。

「東京インフラ・エネルギー投資法人」と「ジャパン・インフラファンド投資法人」は以前の記事でも書きましたが、災害に対するリスクヘッジが書かれていないため評価は「判らない」としました。

以前の記事でも述べましたが、インフラファンド投資は利回りが非常に高いため、以前の記事と今回の内容を元に検討いただくのは面白いと思います。

オマケ

以下、今回の記事を書こうと思ったキッカケです。

ひろゆき氏の言う事が全て正しいとは思ってはいませんが、設置場所には気を付けないといけないと思った情報です。

【ひろゆき】設置後に町が悲惨な状態になっても放置します。勝手にどうぞ。太陽光発電はエコではなく環境を破壊するものだとひろゆきが話す【切り抜き/論破】【メガソーラー】

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